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宿泊体験レポート

関白専用の隠し湯だった名湯
めぐり紀行
湯迫温泉 白雲閣
宿泊体験 2012年9月某日
「わぁ」着いた瞬間、うっとりとした溜息がもれました。岡山駅から車で走ること約15分。田んぼを抜け、住宅街を抜けると…まるでお城のように山の斜面にそって建っているお宿に到着。そこが私たち(まき&りな)の、今回の旅の出発地点。
岡山といえば、美作三湯など北部の温泉が有名ですが、岡山駅近くにも素敵な温泉があるんですね。このお宿で一体どんな『めぐり旅』が繰り広げられるのか…それでは、旅の始まりはじまり~。
PM4:00 豪華絢爛な別世界へのいざない
お宿を横目に駐車場へ行くと、そこにはお寺が。せっかくなのでお参りすることに。このお寺は東大寺再建の責任者である重源が再興し、布教の拠点としたともいわれている「浄土寺」。
(本堂の軒にかかった「め」と書かれた絵馬が印象的でした)
どうか素敵な旅になりますようにとお参り後、早速お宿へ。
「いらっしゃいませ」と綺麗な女性がお出迎え下さると、魔法をかけられたかのように、そこはまるで別世界。
大きな玄関ホールには天井まで届きそうな木の置物がおいてあり、
エスカレーターが優雅に動いている…着いてすぐ一気にテンションがあがりました。お部屋は一部屋一部屋に欄間をつけているこだわりぶりで、純和風の落ち着ける雰囲気。「湯迫の里」というお菓子を頂きましたが、‘しっとり’と‘さっくり’を併せ持った納得の一品。人気No1なのもうなづけます。
PM4:00 風情あふれる街並みを歩き、お宿の中で東海道巡り
品川の宿、浜松の宿、四日市の宿…お部屋には、東海道の宿名がつけられており、岡山にいながらにして東海道を散策している気分に。
それぞれの部屋に軒と屋根がついているので、「街を歩いていて宿に泊まる」というイメージがピッタリ。
宿泊階以外でも、少し腰掛けられる休憩所があったり、お土産屋があったり…宴会場もお風呂場も屋根がついていて街道を歩いている感覚に。
上品なテーマパーク、といったところでしょうか。歩いているだけでも楽しくなれる、そんな造りとなっています。
たんに「泊まる所」だけではない、そんな‘街並み’をぜひ堪能してください。
PM5:00 重源上人ゆかりの由緒ある温泉で、趣向をこらしたお風呂を楽しむ
街道を巡った後は、お風呂巡り。
男女入れ替え制になっているのですが、それぞれに数個のお風呂があるため、十分にお風呂を楽しむことが出来ます。台湾大岩風呂は、現在輸出が禁止されている台湾大理石の原石でつくられた珍しいお風呂。
岩石を存分につかった広々とした大岩風呂です。
<隣接する湯迫健康村のお風呂もお楽しみください>
水風呂には水が滝のように流れており、大自然の中で温泉につかっているかのような気分に。
露天風呂、ジャグジー風呂、バブルジェット風呂、サウナ等充実の内容。
その中でも特に私が気に行ったのは、五右衛門風呂。木桶にすっぽり入っているととても温まりました。
数々のテレビで「風呂自慢の宿」として紹介されているのも納得です。
PM6:30 日本の温かい気遣いと気品がつまった、食の贈り物
小鉢にはじまり、お造り、焼物、凌ぎ、煮物、油物、蒸物、酢物…豪華なお食事の数々に私の顔はほころびっぱなし。岡山産の豚肉‘ピーチポーク’、ままかり、黄ニラなど、地場のものを取り入れており、岡山県外からお越しの方も満足出来ること間違いなし。
デザートのマスカットわらびもちを頂いた時には、心も胃袋もしっかりと満たされておりました。
その後私達は特別にカラオケまでさせていただき、
カロリーもしっかり消費!(笑)大人数でお泊りの方など宴会場をつかってお食事なさる場合には、カラオケがついてくるようです。
心も身体も胃袋も満たされに、大切な方達と一緒にお越しになってはいかがでしょうか。
PM9:00 演芸で人生の深遠にふれ、感無量
ひとしきりカラオケで騒いだ後は演芸を観にいってきました。
旅館と渡り廊下でつながっている「健康村」という建物の2階が劇場になっており、壁には座長の写真がずらっと並んでいます。昼の部・夜の部と2回講演で、1カ月ごとに内容は変わるそう。劇場の横には、大きな休憩スペースがあり、リクライニングの椅子に座りのんびりとテレビをみながら講演開始をまっている人達がたくさん。
とても静かでリラックスでき、座っていると眠ってしまいそうに。しかし、そんな眠気も吹き飛んでしまうくらい演芸が素晴らしかった! 人生の奥深い部分にぐいっとつっこんでくる、そんな迫力があり圧倒されながらも楽しませて頂きました。
お部屋に帰ってまったりしながら、りなちゃんと人生や将来についてお話。(旅館に来て人生について語ることになるとは思っていませんでしたが)これも演芸をみたからこそ、かな。(とても有意義な時間となりました。)
就寝

AM7:00 朝日に輝く竹を眺めながら、爽やかな朝ごはん
大きなガラス越しに竹林がみえる「竹亭」で朝ごはん。
朝日が差し込みキラキラと輝く竹をみながら、リフレッシュ!
身体に優しい純和風の朝ごはんに、全細胞が喜んでいるよう。
朝から鍋物もあり、贅沢な気分が味わえます。
様々な食材が少しずつ小鉢に入っていて、食べていて飽きません。
それでも食べ終わった時にはお腹いっぱいに。
今回の旅はここで終点ですが、「まだまだここから!」
そう思えるくらいエネルギーをたくさん頂くことが出来ました。
AM10:00 チェックアウト。
歩いて楽しい、観て感動、
入って満足
美湯美食の宿
湯迫温泉 白雲閣
大充実、大満足!この言葉がふさわしいお宿。異空間に来て旅をしているような設計ですが、その中に感じられる「失って欲しくない日本の良き伝統の面影」。豪華かつ優雅でありながらどこか懐かしさを感じさせるお見事なお宿です。